いりの舎のワークショップ of いりの舎

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おかげさまで月刊「うた新聞」は5周年を迎えました。心より御礼を申し上げます。

201701-2.jpgうた新聞題字.jpg月刊『うた新聞』2017年6月号(第63号)が出来上がりました!

【お知らせ】定期購読のみなさまには6月6日までに発送いたしました。
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年間定期購読:4800円(税・送料込)
定期購読以外で新聞をご注文の方は送料(82円)をいただきます。
いりの舎キャラクター いりのくん(シガヒロコ・作

2012年5月19日・20日の下北沢大学・春2012
短歌ワークショップを終えて

5月19日(土)の講師、大井学さんの感想です。

いりの舎ワークショップ初日.jpg大学は上り坂の途中  大井 学
下北沢大学。大学と言えば聞こえは良いが、坂の途中に斜めに張られたテントの下。つまり道端での短歌教室。参加者いるかしら? 果たして! 
終了まで人が途絶えなかった。隣では劇団員達が笑えない「お笑い」を披露し、酔っぱらいがそれに搦んでいる。そこで五七五七七の韻律を考えてるなんて。そう。なんて面白いんだろう。歌を作ることの楽しみを、何かを表現する楽しさと苦しさを、五月の光と風の中で経験。短歌は懐が深い。

5月20日(日)の講師、齋藤芳生さんの感想です。

ワークショップ2日目.jpg大切なこと   齋藤芳生
みなさんが歌をつくっている顔を見ながら思い出した、何よりも大切なこと。――ああそうだ、歌をつくるって、こんなに楽しいんじゃないか!そう、私はこんな大切な、しかしシンプルなことを、気がついたらすっかり忘れていたのでした。なんてことでしょう。じっとペンの先を見つめて考え込んでいる顔。なかなかいい言葉が出てこなくて困った顔。そして、できあがった時の花が開いたような笑顔。みなさん本当に、素敵でした。

2012年8月4日(土)福島県いわき市いわきアリオスで
短歌ワークショップを終えて

高木佳子写真.jpgいりの舎短歌ワークショップ in いわきアリオス☆
講師の高木佳子さんの感想です。

いりの舎ワークショップinいわきアリオス.jpg
うたの野を素足で   高木佳子
ワークショップというのは聞き慣れない言葉だ。
日本では体験型講座を意味するとのことだが、率直に言って、
いわきで参加者が集まると思えなかった。
従来からの地縁を重視する土地柄だということ、そして震災の影響が強いいわきでは、
新しい試みはなじまないし、人々は日々の生活にいっぱいで短歌どころではないのではないか。
そんな危惧があった。
しかし、この予想は大きく外れて、様々な世代の人が集う、あたたかな場となった。
鉛筆を片手に、辞書を片手に、指折り音を数えて、天井を見つめながら歌を考える人たち。
私たちも最初はそうであったはずだ、しかしいつしか慣れるにつれて輾転することもなくなり、
当時の気持ちは忘れて、この歌は採れない、あの歌が良い、某先生がうんぬん、などどやっている。
私たちはもう一度、そうした歌のめぐりのあれこれを捨てて、
素足でうたの野を歩いてみるべきなのかもしれない、と思った。

・歌ひとつ生れしめむとして輝きの目が天井を見るまたも見る/高木佳子